【かけっこのコツ】腕振りで意識するポイント

腕振りで大きな差がつく⁉ 
幼児・小学生にあった腕振りのポイントとは?

「楽しい」「できた」「上手になった」運動・体操スクールみらスポのかずコーチです。

かけっこをしていると、「腕をしっかり振ろう!」なんて言われたことありませんか?

でも、正しい腕振りってあまり聞いたことがない!

かけっこは脚が大切で、腕振りはおまけじゃないの?

腕振りは、肘を伸ばした方がいい?曲げた方がいい?

今回は、このような疑問を解消し、かけっこが速くなる、腕振りのポイントを紹介します。

腕振りは、ポイントが分かれば比較的身につきやすい動きです!ぜひ試してみてください!

動画でも解説しているので、コチラもご覧ください。

 

腕振りの2つの役割

腕振りには、「手と脚のリズムを作り」と「前方への推進力」という、2つの役割を持っています。

「手と脚のリズムを作り」とは、腕と脚はタイミングを合わせて動くからです。

2歩走る間に3回腕振りをすることはないですよね。

腕の振りが遅くなれば、当然、脚の動き(回転数=ピッチ)も遅くなってしまいます。

また、右脚が前に出る時に左腕が前に出ないと、上体のブレの原因になり、スピードを出すことはできません。

この為、脚の動きに合わせて、腕振る事が大切となります。

 

かけっこで「前方への推進力」の一番のエンジンは、脚の動きとなりますが、

腕を正しく振る事で、脚が作り出す前方への推進力を助けたり、適当な腕振りになると、足を引っ張ったりすることもあります。

このように、脚が生み出す力を最大限に活かすためにも、腕の振り方はとっても大切なのです!

小学生の腕振りのポイント

小学生と幼児では、体幹の力や、腕を振るスピードも異なる為、腕の振りのポイントも少し異なります。

はじめに、基本となる小学生のポイントから紹介していきます。

手の形は、パー?グー?

子どもたちから、走る時の手はパーがいい?グーがいい?という質問をされます。

みらスポでは、「どっちでもいいよ!」と答えております。

手の形によって、進む力が速くなったり、遅くなったりすることはありません。

ただし、手に力が入りすぎると、腕全体が力み、腕振りのスピードや大きさにかかわってくるので、

ピンピンのパーや、こぼしを握るようなグーにはしないでください。

肘は、伸ばす?曲げる?

結論から書くと、腕を振る時の肘の角度は90度に曲げるが基本となります。

肘の曲げ伸ばしでポイントとなるのは、腕振りの支点となる、肩関節からの半径の距離の違いです。

この支点からの距離の違いで、力の大きさと、速度が変わっていきます(力のモーメント)。

  支点からの距離 力の出力 速度
肘を曲げる 短い 小さい 速い
肘を伸ばす 長い 大きい 遅い
 

一般的には、肘を伸ばした腕振りは、脚を動かすスピードに腕の振りのスピードが間に合わず、脚の動かすスピードが遅くなりがちです。

一方、肘を曲げる腕振りは、脚の動きに合わせたスピードで動かすことができます。

この為、脚の動きを妨げないよう、肘の角度は90度が基本となります。

ただし、腕を後ろに引く局面では、遠心力により、肘の角度は広がりやすくなります。

多少、広がることは問題ありませんが、伸びすぎないようにし、前に振る時に、再度90度に曲げていきます。

また、スタート直後は、脚の動きも速くなく、大きな力(スピード)を産み出すためにも、肘を少し伸ばして腕を振ります。

肘が90度の腕振り
肘が伸びてしまう腕振り
後ろ振る時は少し広がってもOK
腕は前後にまっすぐ!大きく!

近隣の園や学校の運動会があると、職業柄、子どもたちの走りのフォームを観察してしまいます。

腕振りの動きとしては、前後にまっすぐ大きく振るですが、よく、こんな腕振りを目にします。

・肘が伸びる腕振り

・横に振る腕振り

・ちいさい腕振り(後ろに触れない・肘が動かない)

・肩が前後に動く腕振り

このような腕振りになってしまうと、手と脚のリズムが崩れたり、前方への推進力が得られなくなります。

「肘を曲げて、前後にまっすぐ大きく振る」言葉では簡単ですが、やっていみると、意外と難しい!

腕の動かし方で意識するポイントとしては以下の3つがあげられます。

腕を前後にまっすぐ、大きく振る3つポイント
・お腹(体幹)の力を入れる
・肩関節から大きく動かす
・肘を前後に動かす意識

お腹(体幹)の力を入れる

お腹の力が抜けた状態だと、体がグラグラしたり、肩が前後に動きやすくなります。

こうなると、力強い腕腕振りができず、前方への推進力が得られません。

また、脚の力を十分に地面に伝えることができない為、速く走ることができません。

肩関節から大きく動かす

腕振りの支点が肩ではなく、肘になり、太鼓たたきのような腕振りになっていることも。

肘支点の腕振りでは、上下に手が動くだけになったり、左右に動く腕振りになりやすいため、やはり前方への推進力が得られません。

肘を前後に動かす意識

腕を振るというと、手に意識を置いて振る子が多いです。

それでも、正しく触れている場合には全く問題ありませんが、

・体の前だけの腕振り

・肘が伸びる腕振り

・肘支点の腕振り

になってしまう時には、肘を振る意識に変えることで改善できることもあります。

幼児の腕振りのポイント

幼児は、体幹の力が弱い、細かな動作がまだ苦手、いっぺんにたくさんの事を聞いても覚えられないなどもあり、

みらスポでは、幼児では、スタートの姿勢づくりやジャンプ練習をしてスピードをつけるなど基礎的な力をつける事を中心に指導していますが、

小学生の向けの腕振りに挑戦したい子はぜひ試してみてください。

この中でも、

・手に力を入れない
・肘を曲げた腕振り

この2点は、比較的行いやすい部分です。

肘が伸びる腕振りをしてしまう子はぜひ挑戦してください。

前後にまっすぐ大きく振ろうとして、逆に走りがぎこちなくなるようでしたら、まだこの部分は小学生になってからでも大丈夫ですよ!

まとめ

かけっこといえば、脚の動きに注目しがちですが、腕振りもとっても大切なポイントです。以下にポイントをまとめます。

・手の形は何でもOK
 └手に力を入れて力まないように!
 
・肘を90度に曲げて走る
 └後ろに振る時とスタート直後は肘は少し伸びてもよい
 
・前後にまっすぐ大きく振る
 └体幹に力を入れる
 └肩関節から大きく動かす
 └肘を前後に動かす意識

自分の走っている姿を動画に撮って確認しながら練習するとより効果的に習得できます。

また、ただ走っている中で、腕振りに意識をおくだけでなく、体幹の意識・肩関節からの動きなど段階的に習得する練習方法もあります。

動画でもまとめておりますので、コチラもぜひご覧ください。

 

 

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